4T-2
画像処理によるCG映像の質感補正方式
○菅野智世,塙 亮平,王 玉毎,吉田眞澄(筑波学院大)
建築物のCG映像を対象とした質感表現に関する研究として、
人手によって作成したCG映像とカメラで撮影した実画像との
ギャップを補正する方式を開発した。まず、CG映像をテクス
チャ要素の強い屋根部分と、均一の質感をもつ壁や柱部分に
分割した。次に、分割した実画像の各部分に対して、質感の
差異に応じた領域分割を行い、領域ごとに質感を表現する特
徴を抽出した。特に、屋根部分では平均値、最頻値、最小値、
最大値を実画像から算出し、その値を基にCG映像の各領域に
対して、ランダム関数を適用させた。柱や壁部分では実画像
とCG映像の両者に対して、平均値、最頻値を算出し、その差
異値を参照することで、両者のギャップを補正した。