4Q-2
囲碁における形の美しさの評価
○円城寺亮,中山泰一(電通大)
コンピュータ囲碁では近年、モンテカルロ法を応用した
対局プログラムの研究が盛んに行われている。

一方で人同士による対局の際には形が強く意識されており、
読みや定石と並んで非常に重要な概念となっている。

そこで良い形と悪い形を計算機によって判断する事が出来れば、
囲碁プログラムへの応用や、囲碁の初心者にとって、
より効率的な学習が可能となる。

本論文では美しいとされる形の解析と、
計算機によって、美しさの定量的な評価を試みる。

また形の美しさを評価するにあたって、
ゲーム木探索による評価等も考えられるが、
本研究では碁石間の位置関係や結合の度合いによる評価を用いる。