4L-6
モデルベース開発におけるプロダクトライン可変性モデルの提案
○平野将貴,中道 上,青山幹雄(南山大)
組込みシステムの開発では,複雑さや納期短縮への要求に
対応するため,モデルベース開発が注目されている.
しかしブロック線図で記述される制御モデルの再利用方法は確立されていない.
本研究ではプロダクトラインを制御モデルの再利用のために導入する.
制御モデルの振る舞いを,ブロックの組み合わせとパラメータに着目して分析する.
この分析に基づきモデルの共通性と可変性を抽出し,可変性モデルとして
定義する方法を提案する.ケーススタディにより提案した可変性モデルの妥当性を
検証する.
この可変性モデルにより, 再利用を前提としたモデリングが可能となり,効率的
で組織的なモデルベース開発が可能になる.