4J-2
大規模並列コンピュータを対象とした通信アルゴリズムの可視化ツールの設計
○石井省吾,石畑宏明(東京工科大)
大規模並列コンピュータでは通信時における輻輳の影響を考慮した通信アルゴリズムの設計が求められる。
設計した通信アルゴリズムを評価する過程では、ネットワーク中の輻輳箇所の特定と輻輳発生時の通信の振る舞いを把握することが重要である。
従来は、ノード間の送信と受信の対応を時系列で表示し、そこから輻輳箇所を推定するなどの方法が取られていた。
本研究では、従来の時系列表示に加え、ネットワークのトポロジ上に各リンクの通信バンド幅や輻輳の状況等を同時に表示する方法を開発する。
これにより、通信の輻輳箇所を容易に発見可能にし、通信アルゴリズムの設計を効率化する。