4H-7
ハードウェアを用いた音声処理の検討
○山田彰巧,松崎隆哲(近畿大)
雑音除去システムは音声処理技術の発達により様々な環境下に用いられている。
音声処理技術による雑音除去システムは、雑音除去の高性能化に伴う演算時間の
増加という問題が生じている。 従って、ソフトウェアによる音声処理では計算量
が膨大となるため、リアルタイムでの雑音除去が困難である。演算時間を短縮す
るためには、雑音除去処理にかかる演算を行っているコンピュータの高性能化や、
ハードウェアを用いた雑音除去の並列処理を行う方法が考えられる。
そこで、我々はハードウェアを用いた音声処理についてリアルタイム雑音除去処
理の検討を行っている。本研究では、FPGAボード上に音声処理アルゴリズムを並列
実装し、雑音除去処理の高速化を目指す。