4D-6
栗原グリーンプロジェクト - 広域分散地域におけるエネルギー管理システム -
○藤原正裕,渡邊 剛(NTTファシリティーズ),高橋秀幸(東北大),寺邊正大(三菱総研),菅沼拓夫,橋本和夫,白鳥則郎(東北大)
地球温暖化に伴い,ビルエネルギーの適切な運用管理が求められている.
現在のエネルギー管理システムは,オフィスビルなどの建物が主に対象であり,
個々に管理されているのが現状である.一方,市町村では,合併による生活拠点や
都市機能の広域分散化が進んでおり,支所などの分散した建物に関する統一的な
エネルギー管理が求められている.本稿では,宮城県栗原市において,市役所や複数の
支所等を対象とし,分散した建物のエネルギーやICT機器が消費するエネルギー,
太陽光発電システムによるエネルギーをネットワーク経由で効果的に監視するための
エネルギー管理システム,また,データ統合管理法,可視化ツールの設計と実装に
ついて述べる.