4D-4
栗原グリーンプロジェクト - スマートフォンを用いたパークアンドライド支援システム -
○稲葉 勉,小笠原孝志(NTT東日本),高橋秀幸,菅沼拓夫,橋本和夫,白鳥則郎(東北大)
観光地における交通渋滞を解消するため,マイカーを降りてバスに乗り換えて
目的地へ向かうパークアンドライドの導入が推進されている.パークアンドライドは
渋滞の解消だけでなく,排気ガスによる大気汚染の軽減やCO2排出量削減という効果も
期待できるため環境保護の観点からも非常に有用である.しかし,山間部において
不定期に走行するバスを前提とした場合,観光者はバスの到着時間を把握することが
困難となり,マイカーによる乗り入れを選択する可能性がある.このためパークアンド
ライドを促進するには,利用者に対してバスの走行状況を正確に伝え,利便性を向上
することが重要である.
本稿では,これらの問題を解決するため,利用者に対してタイムリーにバス走行状況や
混雑状況を提供できるスマートフォンを用いたパークアンドライド支援システムを
提案し評価する.