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大規模多次元特徴ベクトルのハッシュに基づく検索法の性能比較
○村林 昇,吉田健一(筑波大)
大規模な多次元特徴ベクトルの高速検索手法として、我々は先の研究でTiny LSH法を提案した。Tiny LSH法は、検索対象である入力データの特徴ベクトルを補正関数に基づくビットシフト処理とDirect-mapped chcheを組み合わせた検索法であり、従来のLSHと同様に類似データの検索を、少ないハッシュ関数とメモリ空間で高速に行うことができる。本研究では、Tiny LSH法とチェイン法および従来のLSH法との検索性能の比較を、多次元特徴ベクトルとして実際の動画像データを用いて実験を行った。実験により、実用レベルのPC環境で、136年の大規模データの検索に対しても対応可能であり、類似フレームの検索性能も従来のLSHより検索性能が良いこと示した。