3ZF-3
反射異常の自動検出による嚥下障害検査手法の提案
○宇野修司,生田賢二,金田重郎,芳賀博英(同志社大)
食事中の問題の一つとして嚥下障害が挙げられる.嚥下障害は肺炎にも発展する恐れがある為,早期発見が望まれている.
現在,嚥下障害の検査手法の中で最も簡単で安全性の高い手法として,反復唾液嚥下テストと呼ばれる手法が多く用いられている.この手法の問題点として,認知症患者など検査手法の理解が出来ていない可能性がある場合,診断が困難であることが挙げられている.
本研究では,誰でも簡単に嚥下障害の検査が行える手法として,圧力センサで喉仏の位置を検出し,嚥下の可否を判別する手法を提案する.この手法により食事中に誰でも簡単に嚥下障害の検査が可能となる.そして,本提案手法の有用性確認の為,嚥下検出の精度を検証した.