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自己組織化マップを用いたタッチスクリーンによるキーストローク認証手法~打鍵リズムの再現性
○野口敦弘,中山亮介,納富一宏(神奈川工科大),斎藤恵一(電機大)
 現在,銀行では暗証番号を入力する媒体としてタッチスクリーンが採用され,認証に利用されている.また,近年,人間の身体的特徴や行動的特徴を用いたバイオメトリクス認証が本人を特定する技術として利用されている.
 そこで,本研究では,タッチスクリーンによる打鍵リズムを自己組織化マップにより学習・分析し,その類似度に応じて個人認証を行うバイオメトリクス認証手法について検証する.また,キーストローク認証手法を実装していく上で,ユーザが覚えた打鍵リズムを再現できるかが問題となる.そのような背景から,本稿では,計測実験の結果からユーザの打鍵リズムの時間経過と再現性の変化の関係について考察する.