3W-1
複数の受信強度観測に基づく人の存在検知システムの開発
○鳴海宏理,藤井雅弘,渡辺 裕(宇都宮大)
近年,エコロジーの観点から家庭内の省電力化が求められている.
そのため,照明機器や空調等の家電製品の電源,
設定管理に人の存在を検知するシステムを利用しているものが存在している.
現在多く用いられている人検知システムでは赤外線センサを用いている.
しかし,赤外線センサは指向性が強く,センサと人との間に遮蔽物があった場合には検知能力が落ちてしまうといった欠点があり,
そのことから電波を用いた人検知システムが提案されている.
既存の研究の多くでは人の検知に用いる電波強度の取得を一つの受信端末で行っている.
本研究では,電波強度の取得を複数台の端末で行うによって,
既存方式よりも人の存在検出精度を向上させることを目的とする.