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通信形態の変化を考慮したセンサネットワークプロトコル
○鈴木歩夢,宇谷明秀,山本尚生(東京都市大)
近年,無線センサネットワーク(WSN)がユビキタス情報化社会実現のための手段として非常に注目されている.WSNでは,バッテリー駆動で無線通信機能を有するセンサノードを観測領域内に多数配置してネットワークを構築することで通信を実現する.これにより,希少生物の生態観測などの様々なアプリケーションへの適用が期待されている.しかし今後WSNのさらなる発展を考慮した場合,通信形態が常に変化する状況が考えられる.本稿では,通信形態の変化に適応的な既往の通信プロトコルであるDirected Diffusionの問題点を考慮した新たな通信プロトコルの提案とその評価を行う.