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サーバ仮想化におけるLinux I/Oスケジューラの活用
○太田 毅,岡本秀輔(成蹊大)
コンピュータリソースの柔軟な利用や、コンピュータの電力消費削減を目的として、サーバ仮想化の利用が最近広まっている。
サーバの仮想化では、複数のVM(仮想マシン)が1台の実マシンを共有することによる負荷を考慮にいれて管理をする必要があり、それらについて様々な研究が行われている。
我々は、特に負荷の掛かるVM上のI/O処理をI/Oスケジューラを使用して管理できるかどうかをいくつかの実験を行い、調査した。
また、LinuxOSに標準搭載されているCFQスケジューラで使用できるI/O priorityに注目し、VM上のI/O処理に優先度を与えて管理する手法の有効性も調査した。