3J-4
KVMを用いたオペレーティングシステム学習環境の開発
○藤 正彦,早川栄一(拓大)
組込み分野でのOSはI/Oや割込みについての理解が重要である。
しかし、それらの内部情報は把握することが難しく、学習時の理解もしにくいという問題がある。
そこで本報告では、デバイスドライバ開発者を対象としてKVMを用いたOS学習環境の開発を行った。
KVMで学習用OSをゲストOSとして起動し、そこからプロセスやI/O、割込みの動作ログの取得を行った。
学習用OSを仮想化することにより、コードの修正や追加、暴走時に安全を確保できる。
また学習環境「港」と統合することで、動作ログからプロセスやI/Oの状態、割込みのタイミングなどの
内部情報を可視化することができ、直観的な学習が可能となった。