3G-3
企業の業務改善に向けた作業履歴データ分析
○江川誠二,櫻井茂明,早川ルミ(東芝ソリューション)
近年、企業内で収集蓄積される大量の数値データや文書データを分析して、
業務改善のために役立つ情報を抽出しようとする試みが盛んに行われている。
金融機関においても、業務に関する作業量データと作業ミスデータを
収集・分析して、業務効率化や作業ミス抑制などの業務改善活動を行っている。
しかしながら、たとえば、作業ミス発生の危険を検知するために有効な指標の
発見などについては、人の経験とノウハウに頼っている状況であり、
データ分析による自動化が望まれている。本稿では、金融機関において
実際に収集された業務の作業量データと作業ミスデータを分析することにより、
業務効率の評価や、ミス発生条件の抽出を行った事例を紹介する。