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全盲視覚障害者の音座標ガイドを利用した図形描画練習支援手法の提案
○伊藤史人(一橋大)
全盲の視覚障害者の図形描画練習には主にレーズライタが利用されてきた。しかし,バランスのよい文字/図形が描かれているかどうかは自分では判別が付きにくかった。本論文は,ペンタブレットと音座標ガイド手法を使うことで自己書字練習の支援手法を提案するものである。タブレットの文字入力範囲に音座標パターンを定義し,ペン先位置を周波数の変調などで判別できるようにした。これにより,音座標ガイドがバランスのよい図形を描くための支援として有用であることを示した。