3E-2
欠落ロジック構造と動的ロジック補完機構による情報要素制御
○川島浩嗣(情報制御),渥美清隆(鈴鹿高専)
アプリケーションのメインロジックにロジック欠落部を作り、ロジッ
ク欠落部を動的補完する仕組みを組み合わせる事でひとつの
アプリケーションがシーンに合わせた適切な動作を行うモデルを
提案する.このモデルでは,モノシリックに巨大化するアプリケーショ
ンに対して,その場面で必要な機能しかロジックとして組み込まな
いため,セキュリティ障害が発生しにくくなることが期待できる.また,
一つ一つの動的補完ロジックはコンパクトなため,この中にセキュ
リティホールを作り込む可能性も低くなる.結果として,セキュリティ
向上が期待できるとともに見通しの良いアプリケーション開発が
可能になる.