3A-4
メニーコアプロセッサの空間冗長性を利用するTMRの提案
○佐藤真平,吉瀬謙二(東工大)
半導体の集積度の向上により,プロセッサのコア数はさらに増加すると考えられる.
メニーコアプロセッサでは,LSI の一層の微細化により,
ソフトエラー率およびばらつきが増加し,信頼性の低下が懸念される.
我々は,メニーコアプロセッサの空間冗長性を利用し,
信頼性向上や性能向上を目指すSmartCoreシステムを提案している.
これまで,メニーコアプロセッサの2コアを利用し多重実行をおこない,
オンチップネットワークのパケットを比較することでエラー検出をおこなうという
DMRを実現するSmartCoreシステムを提案してきた.
本稿では,これを発展させ,
メニーコアプロセッサの3コアを利用したTMRを実現する手法を提案する.