2ZF-6
院内における感染予防支援システムの開発
○菊池慎也,板倉佑典(釧路公大),本間隆徳(釧路工業高校),藤岡直矢,加藤亮祐,銀田圭吾(釧路公大),白取加代子,三宮乙恵,真鍋千恵子,名塚優子(市立釧路総合病院),皆月昭則(釧路公大)
例年,11月下旬から4月にかけてインフルエンザが大流行し,国内でも多くの感染者を出している.本研究ではアルコールを用いた手指消毒に焦点を当て,従来の消毒プロセスにインタラクションを付加することで,院内へのインフルエンザウィルス侵入防止を目的とした予防意識の向上を図る感染予防支援システムを開発した.メインとなるハードウェアには汎用性を考慮し,圧力センサーにはFSR406, マイコントローラーにはArduino Unoといった小型のモジュールを使用した.ソフトウェアの開発環境には
Microsoft Visual Studio 2008 C#を用い,各ハードと組み合わせることで,消毒人数の把握,インタラクションの制御を可能にした.尚,実際の病院施設に本システムを設置,その有用性について検証,考察した.