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陰影表現における稜線を捉えるための初心者向け対話的デッサン学習支援システムの検討
○柴田博樹,亀田昌志(岩手県大)
 絵画を学ぶ際の基本的な訓練方法として鉛筆デッサンがある。デッサンの学習において重要なのは、学習途中での評価や指導が得られるという「対話性」であり、これを重視
したデッサン学習支援システムを提案する。
 初心者がデッサンを学習するための基礎的な要素にはモチーフの比率、陰影がある。
今回はモチーフの質感をより正確に表現するために、陰影についての学習支援を行う。
 本研究では、正しく陰影を捉えるために、一般のデッサン学習でも注目される「稜線」に着目し、陰影の境界を学習項目とする。段階的にモチーフを難易度の高い物に設定し、学習によりレベルの向上を図ることのできる対話的なデッサン学習支援システムを提案
する。