2Z-8
街中での自律的情報交換のためのユーザ間の関係性を考慮した不道徳コンテンツ判定手法
○中川文博,高田秀志(立命館大)
我々は,端末内の情報を自律的に端末間で交換し,ユーザの偶発的な情報発見を促す協調的情報共有環境「街角メモリ」を構築している.
この端末は,すれ違いによって互いが持つコンテンツを交換する.結果として,情報端末において偶発的な情報発見の機会が生まれる.

本環境の特性上,不道徳なコンテンツを意図的に流布させるユーザが出現する可能性がある.電子メールにおいてはメールフィルタが存在するが,メールの内容によってはスパムに誤判定される場合も多く,本環境でも同様の問題が発生すると考えられる.

そこで,ユーザ同士のすれ違いの周期性から,コンテンツの提供者と受け手のユーザ関係を判定する.これを不道徳判定に加味し,誤判定によるコンテンツの排除を減らす手法を提案する.