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スパムメール発信源分析によるサーバ・ドメイン管理実態の推定
○竹下峰弘,中平勝子,三上喜貴(長岡技科大)
スパムメールはウイルスチェックサーバの負荷を大幅に増大させ,メールの配送を遅らせる一因となる.
また,無差別に大量送信されるため受信側も対策に苦慮している.スパムが発生する原因はユーザサイドのみならずメールサーバやドメイン管理体制にも問題があると考えられる.
本稿では,スパムの原因は後者,つまりメールサーバやドメインの管理体制問題であると捉え,サーバ/ドメイン管理体制の実態に迫ることが可能か分析を行う.
その手法として,スパムメールのIPアドレスと送信サーバ/アドレスのTLD,IPアドレスから判断したサーバ所在地を,それぞれ所属すると思われる地域ごとに定量分析を行う.