2W-5
ホームネットワークシステムを用いた消費電力抑制システムの提案
○岡村将誉,三井浩康(電機大)
近年,家庭内における省エネ意識が高まっている.例えば,エアコン
の冷房の温度を夏は20℃,暖房の温度を冬は28℃に設定するなど
細かな心がけから省エネを実現している.しかし,家庭内全体で
どのくらい電力を消費しているのか,一日の消費電力量の目標値を
定めたときに家庭内の消費電力を削減するには,どの機器をどの
ように操作するのが適切であるのかなどをユーザがそのつど判断して
操作するのは困難である.本研究ではエージェントがユーザに代わり,
屋内外に設置されたセンサから得た情報を基に,時間帯ごとにユーザに
対する電気機器の優先度を決定し,設定された一日の消費電力の目標値
まで複数の家電を制御するシステムの提案を行う.