2W-3
無線センサーネットワークにおけるデータ集約方式の省電力化効果と遅延について
○河合佑介,李烏雲格日楽(静岡大),萬代雅希(上智大),渡辺 尚(静岡大)
無線センサーネットワークとは、無線通信技術を内蔵した複数の
センサーノードが観測した情報をシンクで収集するネットワークである。
無線センサーネットワークでは省電力化が重要な課題であり、
解決方法の1つとしてデータ集約が提案されている。
データ集約は伝送する総パケット数を削減する方法であるが、
中継ノードでは集約対象の複数のパケットを待つ必要があるため、
遅延が増加する問題点がある。
本研究では、中継ノードでパケットを待つ時間に上限を設定し、
これを超えた場合は集約せずに送信する方式を提案する。
評価により、省電力効果と遅延時間の改善を示す。