2W-2
センサネットワークにおけるエネルギー消費の少ないトラッキングアルゴリズム
○植村奈緒子,大下福仁,角川裕次,増澤利光(阪大)
本研究ではセンサネットワークを用いたトラッキングを扱う.
トラッキングとは移動体の位置情報を監視し,
ユーザに与えることである.また,センサネットワークでは
エネルギー消費を抑えることが望まれており,
送信されるメッセージ数を少なくすることが重要である.
多くの既存研究では,センサネットワーク内の1ノードを
データ保管用のノードとして設定することで,
ユーザが効率的に情報を収集することを提案している.
しかし,これらの手法ではユーザが必要としない時にも,
データ収集のためのメッセージを必要とする.
本研究では,データ保管用のノードを特定しないことにより,
ネットワーク全体でのメッセージ数を削減する手法を提案する.