2U-2
確定節文法の学習にもとづく輪郭図形の構文的パタン認識
○井上寛樹,中村克彦(電機大)
構文的パタン認識は,図形などの対象を記述した要素の系列に対して,
図形文法の構文解析を用いて分類・学習する方式である.
本研究の目的は,われわれがこれまでに進めてきた
確定節文法(DCG:definite clause grammar)の学習方式を
輪郭図形の構文的パタン認識に応用することである.
DCGを用いることにより,輪郭図形の要素とその組み合わせに関する
数値的な条件を記述することができる.
また,DCGの学習方法を応用することによって,
図形の不完全な記述からのパタン認識,
および例からの図形パタンの学習が可能となる.