2P-9
メモリ上の全文検索システムのためのデータ構造と処理の効率化
○渡辺健太郎(東大),高須淳宏,安達 淳(国立情報学研)
本報告では,メインメモリ上に索引を保持する高速な全文検索システムのためのデータ
構造とそれを用いた処理について行った研究結果を報告する.
具体的には,近年のメインメモリの容量の増大やマルチコアCPUの普及による,メイン
メモリ上の情報システムへの関心の高まりに合わせ,
転置リストのLight-Weight-Compression Schemeとして可能性が期待されている
PForDeltaを,より転置リスト処理に適したものへと改良する研究を行った.
またその処理において,CPUの命令レベル並列処理実装であるSIMD命令を用いた効率化
についてもあわせて検討を行った.