2P-4
Web文書への主観的評価を融合するWeb2.0型検索エンジンの開発
○田中直樹,高山 毅,佐藤永欣,村田嘉利,生田脩二(岩手県大)
 従来,Web文書の検索結果の順位は,Googleの場合の
PageRankを代表として,「Web文書の被リンク数」や
「Web文書内でのタグ構造の正当性,あらわれる単語
等の情報」から,客観的かつ機械的に決定されている。
しかしながら,自身のWeb文書の順位を少しでも上げるべく,
検索エンジン最適化(SEO)の取り組みが活発化しており,
ユーザが真に必要とする情報へ辿り着くことが容易とは言えない
状況になっている。著者らの研究グループではこれまで,
従来手法の客観的かつ機械的な順位付けへ,各Web文書の
主観的な評価を融合する方式を提案している。本稿では本方式を
盛り込んだWeb2.0型検索エンジンを開発する。