2M-9
創造的開発技法における因果モデル洗練のための閾値設定法の検証
○北見孝大,佐賀亮介,松本一教(神奈川工科大)
本論文では、構造方程式モデリング(SEM)による購入要因モデルを構築する際に、モデルの洗練を行うための最適な閾値を設定する方法の検証を行う。
著者らは、消費者の購入要因の明確化に有用なSEMの問題点である、モデルの客観性の低さを解消するために、創造的開発技法を用いたモデル構築プロセスの提案を行っている。モデル構築プロセスにおいて、モデルの洗練を行うためにノードの次数に閾値を設定し、閾値以上のノードと隣接しないノードを除外してモデルの構築を行った。
しかし、適切な閾値が設定されているかどうかの妥当性について課題を残している。そこで、本論文では、検証実験によりモデルの説明力を失わず、洗練を行える最適な閾値を設定する方法の提案及び検証を行う。