2J-6
RubyによるOS構築法の研究
○吉原陽香(農工大),笹田耕一(東大),佐藤未来子,並木美太郎(農工大)
本研究はオブジェクト指向スクリプト言語であるRubyで
OSの資源管理機能を実装することを目標とした.
Ruby処理系をOSのないハードウェア上で直接実行し,
その内部でRubyスクリプトをを実行するVMや,
Rubyの言語仕様を利用して,
安全性が高く見通しの良い構成のOSを目指す.
現時点までに,
Cで書かれた既存のRuby処理系をベアマシン上に移植した.
さらにOSの記述に必要となる実メモリ・I/Oポートへのアクセスといった
Rubyの言語仕様にない機能を拡張ライブラリにて実装した.
またキーボードとテキストVRAMのドライバを作成し,
それらを利用するスクリプトを記述して実行を確認した.