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気象庁防災情報XMLデータの自治体防災への応用
○西尾雅弘,森 正寿(近畿大)
気象庁は、気象警報、地震情報等、それぞれの防災情報毎に情報の性質・利用形態などを考慮し、それぞれの情報で個別の気象庁独自の電文形式(フォーマット)を作成してきた。この方式は、防災情報の種類が少なく、情報の伝達が低速通信回線の時代はそれぞれの情報に適していたが、ICT化された現在社会において、防災情報をより効果的に活用するために、新たな防災情報の提供様式を検討すべきと考え、「気象庁防災情報XMLフォーマット」を策定することになった。本研究は、気象庁防災情報XML(eXtensible Markup Language)データの地理情報システム(GIS)による活用として、防災情報XMLデータを解析し、予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度などの情報をWeb GIS(Google Maps)やオープンソースソフトウェアGIS等を活用してGISシステムの構築を試してみる。