1ZF-5
情報エントロピーによるタンパク質のリガンド結合部位予測
○佐々木孝章,関嶋政和(東工大)
タンパク質とリガンドの結合部位を予測することは,タンパク質の構造情報を
基にした創薬にとって重要である.特に,フラグメント・ベース創薬のように
活性は低いが単位原子当たりの有効性が高い化合物に対して化合物の伸張や
結合等の最適化を行っていく場合,タンパク質内の活性部位の空洞に
どのように化合物を最適化していくかという高い精度の結合部位予測が
求められる.本研究では,水分子が自由度を得るとエントロピー的に有利に
機能することを利用し,タンパク質周囲の水分子のダイナミクス解析を
行うことでリガンドの結合部位予測を行う.