1ZF-4
タンパク質ドッキング計算結果の可視化とその解析
○山本航平,大上雅史,松崎由理,石田貴士,秋山 泰(東工大)
タンパク質間の相互作用関係を理解することは,
病因の解明や薬剤の設計における重要な課題である.
本研究ではタンパク質ドッキングの計算結果における多数の複合体予測構造のうち,
評価値が悪い予測構造で真の複合体構造に近い結合状態を示している構造群の中から正解構造を選び出すことで予測精度を向上させることを目的とする.
はじめにドッキング計算における多数の複合体予測構造の結合面の分布を
可視化する手法を開発した.
本手法をタンパク質ドッキングの分野で広く用いられているベンチマークデータに適用し,
その結果を利用して,従来法では“正解構造である”とみなされなかった予測構造を選び出す助けとなる特徴量の解析を試みた.