1ZD-4
項目反応理論を用いた類似問題群からの適応的なテスト出題方式に関する検討
○池田信一,勅使河原可海(創価大),高木輝彦(電通大),高木正則(岩手県大)
近年,ICTを活用した作問学習や作問支援に関する研究が盛んに行われている.
また,様々な教育環境を対象とした作問システムが開発され,
教育現場での実践から作問による学習効果が報告されている.
しかし,作問システムでは,講義を重ねるごとに問題が増加し,
それらの問題の種類や内容の把握・管理が困難になる.
また,過去の講義で作成された問題を有効に再利用する方法まで検討されていない.
一方で、我々は先行研究において,問題の類似性に着目し問題を管理するために,
問題間の類似度を定量的な数値により算出する手法を提案した.
そこで,本研究では再利用されずに埋もれている問題の有効利用を目的とし,
類似度に基づく適応的なテスト出題方式の確立を目指す.