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申請者と決裁者が代理決裁の可否を選択可能な電子決裁の提案
○永原裕之,岡村真吾(奈良高専)
決裁処理において,決裁者が処理を行えない場合,代理人が委任を
受けて処理を請け負う代理決裁が用いられることがある.
代理決裁は決裁処理を留めることなく,迅速な決裁を可能にする.
一方,代理人は決裁者の委任を請け負って処理を行うので,決裁者
は代理決裁の可否を選択可能である必要がある.また内容によって
は代理人が行うには不適切な重要なものもあり,これは
申請者によって判断されることが望ましいと考えられる.
本研究では申請者と決裁者が代理決裁可否の選択ができ,また
ディジタル署名を用い,決裁と代理決裁可否の選択を行った人物を
認証できる代理決裁について提案する.