情報処理学会 第73回全国大会講演要旨

本論文では、遠隔コミュニケーションの為の肩乗り小型ロボットア
バタの提案を行う。遠隔地からアバタを操作することで、遠隔地の
ユーザーは相手の空間を自由に見渡しながらコミュニケーションを
行える。ロボットと一緒に行動をすると人間はロボットの動作に気
を使い、また小型ロボットの場合は人間が手に持つという煩わしさ
があるが、本アバタは身に付ける事によりこれらを解決する。また
、アバタ装着者と同じ目線の映像を共有する事により、遠隔地の操
作者は相手の空間にいるような感覚を実現し、装着者もアバタによ
って遠隔地のユーザーの存在感を得る事が出来る。肩にいるアバタ
が耳元でささやく効果も上記に加えることで、より密接な遠隔コミ
ュニケーションを行える。