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環境情報を利用したマルチプルアクセス手法の一検討
○松本真紀子(お茶の水女子大),Onur Altintas,西堀満洋(トヨタIT開発センター),小口正人(お茶の水女子大)
MACプロトコルには競合型MACプロトコルと制御型MACプロトコルの2種類ある.競合型では乱数を使用して送信タイミングを決定しているが,存在ノード数に対して乱数選択範囲が狭い場合,衝突が繰り返されるため通信効率が低下する.一方,制御型では送信タイミングに関わるパラメータが静的に割り当てられるため,各ノードの状況変化に合ったパラメータ設定ができず通信資源を効率的に使用できない.本稿では周囲の環境情報を用いることで,各ノード通信にとって適切なパラメータを任意に設定し,上記の問題点を改善するための検討を行う.