1V-4
無線通信における帯域幅集約ミドルウェアのバッファ量と経路選択手法に関する検討
○宮崎悦子(お茶の水女子大),オヌル アルトゥンタシュ(トヨタIT開発センター),小口正人(お茶の水女子大)
無線通信で使用できる帯域は有線での通信と比較して
いまだ乏しいものが多いのが現状である。
そこで使用可能な無線通信を複数同時に使用する帯域幅集約が提案されているが
トランスポート層より下の制御で集約を実現しようとすると
パケットロスが起こった際にTCPの輻輳制御により
必要以上に通信の品質が下がってしまうのが問題である。
そこで本研究では帯域幅集約ミドルウェアを提案し、
その設計に必要なパケット配信経路選択アルゴリズムと
受信側のバッファサイズについての評価を行った。