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SIFT特徴の軸方向左右反転による擬似特徴を利用した教師特徴の増補
○増尾拓朗,小嶋和徳,伊藤慶明,石亀昌明(岩手県大)
現在,画像の効果的な管理検索を行うための方法として,画像の内容理解を目指す一般物体認識の精度向上が求められている.
本研究では,一般物体認識におけるSIFT特徴量を軸方向に対して左右反転して記述することで,教師画像の左右反転画像の特徴量を擬似的に増補する.
SIFT特徴量は4×4ブロックにそれぞれ8方向の勾配ヒストグラムにより記述される.
ブロックの記述列及び8方向ヒストグラムの記述順を逆転させる事で反転された画像の特徴を擬似的に取得し追加的な教師データとして扱う.
実験ではGraz-02・Caltech101・Caltech256を用いて左右反転特徴の有無による認識精度・処理時間の比較を行い,本手法の有効性を示す.