1S-2
物語からの動作・発話ベースの構築と類推による応答生成
○後藤伸男,原田 実(青学大)
自然言語ベースの対話システムを実現することを目標に、深い推論を用いずに、類推によってどの程度の対話が実現できるかを検証する。知識構築では、物語の登場人物ごとに発話とそれに至る状況を表す文を意味解析しその結果の意味グラフを対話事例ベースとして記録する。応答生成システムEVE2010は、応答する人物Aと対話の状況Bを利用者Cが選択し、その状況で利用者Cが人物Aに発話Dすると、対話事例ベースから選択された状況Bと発話Dに意味的類似度が最も高いAが受けた発話事例Eとその時のAの応答発話Fを検索し、EとDの差をFに適用した発話Gを返す。