1Q-6
不応性を有する自己組織化特徴マップを用いた音楽検索における入力の揺らぎに対するロバスト性の向上
○趙 仲秋,長名優子(東京工科大)
本研究では、不応性を有する自己組織化特徴マップを用いた曲の一部をキーと
した音楽検索システムにおける入力の揺らぎに対するロバスト性の向上する方
法を提案する。提案システムでは、キーとして曲の一部や曲に含まれるリズム
の一部を入力することで検索を行う。提案システムでは、マップ層のニューロ
ンにおいて不応性を考慮することにより、入力データに類似した特徴を持つ複
数のニューロンが順次発火できるようにすることで複数の曲の検索を実現する。また、曲の特徴量をフレーズの最初の音の高さとの差分と位置ごとのリズムの情報で表現することにより、入力の揺らぎに対するロバスト性の向上を実現する。