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関連ファイルの発見におけるファイルRMC操作の考慮
○呉  怡,渡辺陽介,横田治夫(東工大)
近年、個人が扱うファイルの数が日々増加しており、ファイルの内容やファイル間の関係を把握することが困難である。また、ファイル内のテキスト情報をもとにファイルを探索するデスクトップサーチは、文書を含まないファイルには有効ではない。そこで、本研究ではユーザによる参照・書込などの基本操作に加え、改名・移動・コピー(RMC)操作を含むファイルアクセスログを考慮して関連ファイルを発見する。まずアクセスログに基づき、タスクごとに使用されたファイル群を抽出する。次にRMC操作を考慮したタスク間関連度を用いて関連ファイルを発見する。手法の有効性を確認するため、我々の研究グループが日常的に使用しているファイルサーバにおけるアクセスログを使って実験を行う。