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携帯電話検索ログの検索語以外の要素を用いた年代推定法の検討
○佐野勝浩,徳永幸生(芝浦工大),杉山 精(東京工芸大),貝谷實榮,木村義彦(エフルート)
年代や性別などのデモグラフィック情報は広告などの様々な分野で
利用されている。特に年代情報は、年代によって購入する商品の
価格帯が異なるため重要な情報である。
しかし、近年プライバシ問題などに対する意識の高まりにより、
ユーザの入力に対する抵抗感が強くなっている。
そのため、年代情報の取得は容易ではない。
そこで我々は携帯電話のWeb検索ログから取得困難な年代情報の推定を試みた。
これまではナイーブベイズ分類器に着目し、検索語を根拠とした推定を
検討した。
本稿では、検索日時やRefererなどの検索語以外の要素による推定を試みた。
そのうえで、検索ログに含まれる複数の要素を考慮した推定法を検討した。