1N-6
逐次的なクエリ拡張のためのサポートベクターマシンの利用
○林 平将,池田健人,波多野賢治(同志社大)
現在,ユーザの過去の検索履歴を用いたパーソナライズなクエリ拡張が行われているが,履歴を蓄積するまでに時間がかかるという欠点がある.
そのためユーザの入力クエリの履歴のみを用いて適合フィードバックを行う
逐次的なクエリ拡張が求められる.
フィードバックのための入力情報を補うためには汎化能力が高い2クラスの分類器である
サポートベクターマシン(SVM)を用いることが多いが,SVMを用いたフィードバックは逐次的に学習データを入力してゆくことで精度が向上するとは限らない.
本稿では学習データの内容に応じてOne-Class SVMとトランスダクティブSVM,通常のSVMを切り替えることにより,この問題に対処する方法を提案する.