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WWW検索ログに基づく時系列に着目した検索語間の関連性の分析
○小澤泰輔(芝浦工大),望月崇由,松田達樹(NTTレゾナント),徳永幸生(芝浦工大),杉山 精(東京工芸大)
WWW検索サイトに記録される膨大な検索ログデータから
検索語間の関連性を抽出し,
検索者の検索行動の法則性を活用して検索の目的を明らかにする.
先行研究では検索の時間間隔に基づく2種類の関連度を用いて,
一時的な期間のデータに対して
検索者の情報ニーズを効率的に抽出する手法を検討した.
本稿では,時系列による検索人数の変動に着目する.
ある特定の時期に検索数が上昇した検索語には,
検索者の検索行動の意図が潜んでいると考えられる.
検索語間に対し,検索人数の時系列の推移の類似度を算出した.
この類似度から同時期に検索数が上昇した検索語群を抽出し,
変動の原因を考察することで検索者の検索目的を探った.