1J-9
センサノード用組込みOSのハードウェア化
○小林昌太,三井浩康(電機大)
センサノード用リアルタイムOSであるTinyOSには,スケジューリングによる電力消費の問題がある。
TinyOSでは低オーバヘッドのスケジューリングを実現しているが,処理される多くのタスクはスケジューリングのオーバヘッドと同程度に計算量が小さいので、このオーバヘッドを無視できない。
またTinyOSのスケジューラはFIFOでタスクにCPU資源を割り当てるため、タスクをタスクキューに挿入する際に他のタスクが実行中の場合にはタスク実行に遅延が発生する。
そこで、TinyOSのスケジューリング機能を再構成可能なハードウェアで実装することよって,さらなる低オーバヘッドを実現し,それによりさらなる消費電力の削減をする。