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T-Kernelにおける分散共有メモリの研究
○山原 亨,刘 一杰,寺島悠貴,大谷 真(湘南工科大)
組込み機器の高性能・高機能化に伴い、センサネットワークシステ
ムなどの協調動作する自律的なユビキタスシステムが増えている。
この様なシステムを効率的に開発するための技術として複数の機器
を透過的に扱える分散共有メモリが考えられる。しかし、透過型分
散共有メモリは大型サーバの世界では使われているものの、組込み
システムではほとんどサポートされていない。そこで、最新の組込
みOSであるT-Kernelを基盤として分散共有メモリ機能の研究開発を
行った。本論文では現在のT-Kernel分散共有メモリ機能の状況につ
いて述べる。