1J-7
Plan9とECMAScriptを用いた分散組込みシステムのプログラミングシステムの提案
○盛合智紀,佐藤未来子,並木美太郎(農工大)
本研究では,分散システムのノードとして
言語処理系のVM(仮想機械)を搭載した
組込みシステムを用い,分散透過性を有した
分散システムを構築する手法を提案する.
システム全体の計算機資源を
単一のファイルツリーとして仮想化するのに
Plan9の9Pプロトコルを用い,
言語処理系にはECMAScriptとVMを利用する.
ファイルへの仮想化によりアクセス透過性の高い
ノードの利用が可能である.
仮想化や通信全般はVMが担うことで
開発者からプロトコルなどの記述による
コーディングの負担を軽減する.
ノードをオブジェクトとしてみなすことで
システム全体の記述性が向上し,
ノード間の協調動作も位置透過性の高い記述
が可能である.