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最終更新日:2003.12.15

公開パネル討論(1)

 

「次のDeep Blueはいつできるか−コンピュータはいつ将棋・囲碁・サッカーで人間を越えられるか−」

 

1997年5月11日、チェス専用マシンのDeep Blueが人間のチャンピオンであるGarry Kasparovを3.5対2.5で破ったというニュースが流れ、世界中に衝撃が走った。Deep Blueは1秒間に2億手を読み、人間よりも遥かに多くの局面を探索することによって人間の直感・判断力に打ち勝ったのだ。ゲームは明確に定義されたルールの中で競うためパフォーマンスの評価がしやすいなどの理由から20世紀の情報処理の課題の1つとして注目され、探索などさまざまな方面で成果を上げてきた。チェスでは人間を越えた今、21世紀の課題として将棋・囲碁・サッカー(ロボカップ)などのゲームが注目されている。 本パネルでは、これらのゲームでも人間を破るようなシステムを作ることができるのか、また、その結果どのような技術が産み出されるのかなどについて将棋・囲碁・ロボカップの各分野で最先端を走る研究者をパネリストとして迎え討論する。また、ゲームビジネス面での発展について野村総研の小林氏をお呼びし討論する。