抄録
J-008
地域防災SNSの研究開発
凍田和美(大分芸術文化短大)・菊池達哉(デジタルバンク)・吉山尚裕・柴田雄企・高橋雅也(大分芸術文化短大)・竹中真希子(大分大)・青木栄二(ハイパーネットワーク社会研)
地域災害は、地域固有の災害・防災情報が少ないことで被害を受けやすく、安心感を取り戻すための心理的なサポートを継続して得ることが困難なため被害が拡大しやすい。本研究は、「地域の安全・安心は地域が守る」の考えを元に、日頃の地域住民の人的ネットワークの心理的な要因を基盤とした地域防災Social Networking Service を介して地域固有の防災情報を共有することで災害時や災害回復時の情報を住民に浸透させ、被害を最小化させることを目的とした。実証実験とシステム開発を情報工学・心理学・社会学・教育学などの研究者が共同で行なうことで、利便性、機能性を満たしたシステムの研究と開発を行った。